不定期でやっているテレビ朝日のリフォーム番組。番組名で録画予約をし、録れていると時間ができた時に観るようにしている。テレビで披露されるだけあり、毎回依頼者のニーズに実によく合わせ、依頼者と視聴者の期待以上のリフォームをしてみせて終わる。この番組は私だけじゃなく母も大好きで、番組を観るたびに、うちの家もリフォームしなければと口にする。もう何年、そんなことを言っているだろうか。
いつどの場面で聞いたのかもう思い出せないくらいだが、セキュリティを高めたいのであれば、窓に使うガラスを高いものにしたほうがいい。そんな話をどこかで聞いた。うちが古い日本家屋で、ガラス窓も旧式のものであることから、誰かからアドバイスをもらったのか、それともリフォーム経験のある、友達からの一般論だったかもしれない。
小さく古い家のせいか、今までありがたいことに、空き巣や泥棒に入られたことはない。しかし同じ町内では空き巣被害の話を聞いたことがあり、うちより新しく立派なお宅でも、窓ガラスを割られ侵入されたという話は、届いている。しっかり施錠して出かけても、窓ガラスを割られてしまってはどうしようもない。プロの空き巣狙いだと、鍵の周辺のガラスを音もなく綺麗に割って侵入するというから、周囲の住宅にも気がつかれないだろう。
経済的理由からリフォームに踏み切れないのであれば、せめてこの古い家の、ガラス窓の交換だけでもするべきではないか。最近私はそう考え始めている。昔に比べると今は、窓ガラスの材質ひとつとっても、様々な機能や厚みがあり、ニーズに合わせ選べるようになっているそうだ。冬場の冷気が伝わってくる結露のすごい窓ガラスよりも、外部からの騒音を遮断し、強度が十分にある新しい窓ガラスにした方が、光熱費にも影響しそうだし何より安心だ。母が重い腰をあげられないようなので、私がもっと詳しく調べ、父と母の背中を押してあげようと思う。